塾講師から見える景色

京大卒の塾講師が感じたことを共有します。

予備校と塾の違いはコレ!自分に向いているものをハッキリさせよう。

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「予備校と塾っていったい何が違うの…?」

高校生までの僕もそう思っていました。

何となく予備校は勉強がかなりハードで、塾は補習といったようなイメージがありましたがとても漠然としていました。

 

実際に予備校に通い塾講師として働く僕の経験からこの2つの違いをはっきりさせておこうと思います。予備校や塾選びで迷っている方はぜひチェックしてみてください

 

 

予備校と塾の違い

予備校と塾の違いを一言で言えば次の3つです。

①指導方法が異なる

②指導対象が異なる

③入試へのノウハウが異なる

 

①指導方法が異なる

予備校と塾では授業のやり方に大きな違いがあります。

 

予備校の指導方式は集団授業・講義型であり、1人の講師が一方的に解説をして生徒たちはそこから学んでいくというスタイルです。

講義型と説明したように、中学や高校までの授業とは異なり大学の講義のような印象を受けます。

 

一方、塾においては個別と集団の両方の形態があり、授業型のスタイルになります。

個別指導の塾では講師と生徒が1対2または1対1で授業を行います。

集団授業の場合では予備校のように講師1人が何十人かの生徒に説明をしますが、学校の授業のように発問(問題をあてさせる、一緒に考えるなど)を積極的に行う場合が多いです。

 

②指導対象が異なる

予備校では主に現役の高校生+浪人生を対象とするのに対し、塾では小学生から高校生といった幅広い現役生をメインターゲットとしています。

 

予備校は基本的に大学受験に特化しており、高校生や浪人生を大学に入れることを目標としています。分かりやすいのは河合塾駿台予備校、東進ハイスクールなどですね。

 

一方の塾では幅広い層に対応しており、一部の進学塾を除けば学校の成績を上げることを目標としています。学校の授業を補うものとしての位置づけが強く、いわゆる勉強ができない子に対しても丁寧に指導をしています。

 

③入試へのノウハウが異なる

予備校が大学受験に特化しているのに対して塾では幅広い層を対象としていることからも分かりますが、入試へのノウハウの有無にも大きな差が出てきます。

 

予備校は大学ごとの出題傾向や入試日程などの情報を細かく把握していますが、塾の方は必ずしもそうとは言えません。

 

もちろん、進学を強く押し出している塾であったり、優秀な講師が在籍していたりすると受験へのノウハウもたまっているかもしれませんが、塾全体で見ればそのようなケースは少ないでしょう。

 

予備校と塾はどちらがおすすめ?

 では以上のことを踏まえて塾と予備校ではどちらがおすすめなのでしょうか。

結論から言うと、自分の目的や勉強スタイルによってどちらが合っているかは異なります。以下を読んで予備校と塾どちらが合っているのかを判断してみてください。

 

予備校がおすすめの人の特徴

難関大学に進学したい

・講義形式でも問題ない

・浪人している

・自分一人でも学習できる

上にあげたのが僕が思う予備校がおすすめな人の特徴です。

 

受験を強く意識している人は予備校を選ぶのが良いと思います。

予備校は高いお金を払って有名講師を集めているので、質の高い授業を受けることができます。また、浪人生の場合でも予備校は朝からやっているのでペースを崩すことなく勉強することができます。

 

一方で、予備校の授業は講義形式であり「勉強した気になってしまう」というのが一番の問題点だと思います。

講師たちは分かりやすい解説・説明をしてくれますが、それを聞くだけで満足してしまい復習して定着させないと全く身につきません。

 

予備校はあくまでも高品質な授業・解説を提供してくれる場であって、1人の時間にどれだけ勉強してモノにできるかが大事になってきます。

 

予備校も春期・夏期・冬期講習を行っているので、気になる場合はまずは講習に参加して様子を見てみるのが良いと思います。

 

塾がおすすめの人の特徴

・学校の成績を上げたい

・学校の授業についていけない

・自分では学習計画が立てられない

・講師に相談や質問をしたい

 塾がおすすめな人の特徴は上記のとおりです。

 

推薦入試での大学合格を目指す場合など、学校の成績を上げたい場合は塾はうってつけです。他にも学校の授業スピードについていけなかったり、定期テストの対策をしたい場合は塾に通うのが良いと思います。

 

塾では勉強の進め方や宿題の管理もしてくれるので、自分1人では何をしたらよいか分からない人にもおすすめです。

 

また、予備校と違い塾の講師たちは生徒との距離が近いと思います。

進路のことや勉強のことで質問や相談をしたい人は塾の方が向いていますね。特に個別指導の塾では気軽に質問がしやすいので、集団塾と個別塾という観点からも自分に合っている方を選ぶ必要があります

 

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まとめ

 塾と予備校の違いは指導方法やメインターゲット、そして大学入試へのノウハウの有無などが挙げられます。それぞれに強みとしているところがちがうので、自分の目的にあったものを選ぶことが大事です。

 

といっても実際にどんな雰囲気なのかは想像できない部分もあると思うので、入会する前に見学することをおすすめします。

また、予備校でも塾でも講習だけ申し込むこともできるので、一度授業を受けてみるというのもよいと思います。

 

今の時代はインターネットで調べれば情報はたくさん出てきますが、本当にその予備校や塾が自分に合っているかは自分の眼で確かめないと分かりません。将来にも関わることなので慎重に検討するようにしましょう。