塾講師から見える景色

京大卒の塾講師が感じたことを共有します。

中学生で勉強ができない理由は今までの積み重ねでしかない

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僕は塾講師として働いています。

大学時代のアルバイトの期間も入れるともう5年ほど生徒と関わっていますね。

 

そんな僕が生徒たちを見ていて思うのは、中学に入ってから勉強についていけない子が結構多いということ。

 

なんでこんなことになってしまうのか。

一言で理由を言えば、今までの学習への姿勢の積み重ねでしかないと思います。

 

今回はこの理由と対処法について掘り下げてみたいと思います。

 

 

中学の勉強についていけない子供たち

中学校では小学校とは桁違いの勉強をすることになります。

 

算数はいつの間にか数学になっているし、国語は古文や漢文も入ってくるし、英語が急に出てきたり…などなど、中学の勉強は小学校と比べて一気に高度なものになります。

 

また、僕自身も経験があるのですが、中学に入ると毎回のテストの重要度が一気に跳ね上がりますよね。

 

高校への進学の際、学力と成績両方が重要になりますが、毎回のテストはその両方に関わってくるため気が抜けません。

 

親の立場から言えばしっかり中間・期末テストでいい点を取って、いい高校に進学してほしい…ということになりますが、なかなか子供の成績は振るわないなんていうケースは本当に多いです。

 

では、なぜ子供たちが中学の勉強についていけないのかと言うと、そこには今までの学習に対する姿勢が影響しているように思います。

 

勉強習慣が成績と連動している

僕が一番大事だと思うのは勉強習慣です。

中学の勉強が難しくなったとはいえ、適切な時間をかければ誰でも理解できる内容です。

 

塾生たちを見ていて思うのは、勉強をする習慣が身についているかいないかが成績に大きく影響しているなということ。

 

例えば、先日学年でもトップクラスの中学2年生は僕にこういってきました。

「先生、今回のテストやばいっす。まだ問題集2周しかできてません。」

…いやいや、すでに問題集2周してるんかい。

 

他にも、学年トップの女の子は自分の理解度に応じて色別の付箋をはりつけ、必ずそこを復習するようにしていると話してくれました。

 

こんな感じで、いわゆる勉強ができる子にとっては勉強するのが当たり前になっているのです。

 

勉強ができない子は分からないことを放置する

反対に、勉強できない子というのは勉強をしようとしなかったり、机に向かう習慣というのが驚くほど身についていません。

 

塾に来ている生徒の中で勉強ができない子は、宿題をやってこなかったり、やったとしても答え合わせをしなかったり、答え合わせをしてもなんで間違えたのかを考えなかったり…

 

明らかに家ではあんまり勉強していないんだなということが伝わってきます。

 

そういった勉強できない子を見ていて切実に思うのは、小学校のうちに勉強習慣をつけておいてほしかったということです。

 

それは何も親が無理やり勉強させるということではなく、分からないことをそのままにしておきたくないという気持ちを育んでほしかったということです。

 

親も一緒に勉強する

これは僕自身の話になるのですが、僕が塾にもいかず中学もトップクラスの成績を収められていたのは小学校時代の両親のアプローチがあったからかなと思います。

 

僕が小学校低学年のころ、うちでは漢字テストが行われていました。

土曜日・日曜日に母が問題を出題し、父と僕が漢字の書き取りを行っていました。

 

当時の僕は、あんまり勉強が好きではなく、漢字も全然身についていなかったので本当に泣きながら毎回テストを受けていました。

(ちなみに、父もパソコン業務が多すぎて漢字を結構忘れていました笑)

 

当然、父にも毎回負けるのでそれが悔しかったんですよね。

でも絶対に父にも勝つ!と奮起して漢字の勉強に取り組むようになったという思い出があります。

 

今振り返れば僕はこの時の出来事があったから、自分の中で勉強する姿勢を身に付けられたのかなと思います。

 

つまり、分からないことを分からないままにするのは悔しい→絶対に理解してやる!という姿勢です。

 

 まだ中学生ならギリギリ間に合う

今までの流れをまとめると、勉強姿勢とは分からないところを放置しないということであり、勉強ができる子はこの姿勢を自然と身に付けています。

 

本当は小学生のうちにこの勉強姿勢を身に付けるのが望ましいと思うのですが、中学生の内ならまだ遅くないと思います。

 

子供に対して「勉強しろ!」とばかり言う親も多いと思いますが、いくら言葉で言っても伝わらないこともあります。

 

そんな時は、親自身が「自分も勉強しているんだ」というところを子供に見せるのが大事だと思います。背中で語るってやつですね。

 

僕の両親は2人とも高卒で、世間的に行ったら学力も別にあったわけではないのですが、やっぱり一緒に勉強するところを見せてくれたのが大きかったです。

 

「中学生の勉強なんてちゃんと教えられない…」

という親御さんも多いと思いますが、別に子供と全く同じものをやる必要はないんです。

自分の資格試験の勉強でもいいし、仕事の残りをするのも、家計簿で収支計算をするのでも何でもよいと思います。

 

親御さんは普段仕事をして大変。休日くらいはゆっくりしたい気持ちはわかります。でも、子供たちは家でのあなたの姿しか知りません

テレビをダラダラ見ている親に「勉強しろ!」って言われても、子供からすれば説得力がありません。

 

大事なのは同じ空間で、親も何か勉強しているのが見えること。

学校の勉強で分からないところは塾に任せてほしいですが、家で子供と一緒に勉強できるのは親だけです。