塾講師から見える景色

京大卒の塾講師が感じたことを共有します。

【体験談】個別指導塾で伸びる子の特徴5つを徹底解説してみた。

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僕は個別指導塾で講師として働いています。

個別といっても1対2の形式で授業をしているため、常に30人ほどの生徒と関わっています。

 

これだけ多くの生徒たちがいると、本当に色々な子たちがいて面白いですね。

性格や考え方も十人十色ですが、成績が伸びる・伸びないも本当に生徒によってまちまちです。(本当は全員に成績をグーンとアップしてもらいたいですが…)

 

そして、成績が上がる生徒たちを見続けているうちにある共通点を発見しました。

今回は僕の体験から、個別指導塾で成績を伸ばせる子供たちの特徴を紹介したいと思います。

 

 

個別指導で伸びる子の特徴

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 初めに結論から言ってしまうと、個別指導で成績がアップすると感じるのは次の5つの特徴を備えている子供たちです。

①積極的に質問ができる

②空いた時間を無駄にしない

③宿題をちゃんとやってくる

④自分で答え合わせができる

⑤負けず嫌いである

 それぞれについて僕が感じていることをお伝えしたいと思います。

 

①積極的に質問ができる

個別指導塾のメリットは講師との距離が近いことだと思います。

集団授業とは違い、講師と生徒が1対1や1対2で関わるので分からない問題からたわいのないことまで何でも聞きやすいです。

 

しかし、こちらから話しかけてもうなずくだけで何も質問してこない生徒さんが結構多くいます

問題を解いていれば当然分からない部分が出てくるはずですが、どこが分からないのかを自分で認識できていなかったり、分からなくても流してしまったりする子が多いのです。

 

もちろん講師からも「さっきのやり方だとここはどうなる?」「なんでこうなるか自分の言葉で説明できる?」など積極的に発問し、

生徒自身に理解できていない部分を発見させる努力はしているのですが、自分で疑問に思ったことを聞いて解決することが一番定着しやすいと思います。

 

また、授業時間以外にも質問をしてくる子は成績が伸びていました

授業と授業の合間や塾が終わった後に講師に質問するのはOKです。というか、質問してくれる子がいれば喜んで答えてくれる講師の方が多いと思います。

 

すこし言い方は悪いかもしれませんが、講師をうまく使って自分の分からないところを解消できる子が個別指導塾に向いていると思います。

 

②空いた時間を無駄にしない

 個別指導塾と言っていますが、多くの塾においては講師1人に対して生徒が2人という形で授業を行っています。

片方の子に講師が解説をしている間に、もう片方の子には問題演習をしたりノートを取ってもらうという流れです。

 

生徒の中に多いのは、解説を聞いている間は集中しているが問題演習をしている間に集中できていないという子です。こういった子は何度同じことを説明しても忘れてしまったり、同じタイプの問題でつまずいてしまいます。

 

一方、個別塾で伸びる子は講師が解説していない間も必要なことを自分で考え、自然と時間を有効活用することができています

例えば、講師から聞いた解説を自分なりにノートに整理してまとめ直したり、割り当てられた問題が終わったら別の問題に取り掛かったり、復習を自分から行っているなどです。

 

1対2の個別指導では生徒に同時に解説することは不可能なので、講師の手が空いていないときの時間をしっかり活用できないと非常にもったいないと思います。

 

③宿題をちゃんとやってくる

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 そんなの当たり前と思われるかもしれませんが、出された宿題をちゃんとやってくるかどうかも成績に大きく関係していると思います。

 

先ほども説明したように、個別指導塾では講師が2人の生徒同時に見ることが多いです。そして、授業の始め方としては生徒Aに新しい単元を宿題で分からない部分や新しい単元を解説している間、もう片方の生徒Bには宿題に出していた問題の類題を確認テストとして解いてもらいます。

 

このとき宿題をやっていない子がいると、その場で宿題をしてもらったり、その単元のチェックは飛ばして次の単元に進まざるを得ません。

基本的に講師は、授業で新しい単元を扱う→宿題で復習・定着→次の授業で確認という流れで授業を計画しているのですがそれが崩れてしまうのです。

 

習ったことでも僕たちはすぐ忘れてしまうので、きちんと家で復習しそれでも分からない部分を次回の授業で解決するという流れが理想ですが、宿題をしてきてもらわないとどこまで理解できたのかがわかりません

 

特に個別指導の場合は講師が解説できる時間が限られているため、宿題をして自分の理解度をハッキリさせておくというのがとても重要です

 

④自分で答え合わせができる

これも当たり前と思うかもしれませんが、何度言っても答え合わせをしてきてくれない生徒が結構います。とりあえず言われたところだけやっておけば怒られないだろう…といった考えでしょうか。

 

答え合わせをしてこないと二重のロスになってしまいます。

1つは授業の最初に答え合わせをしないといけないというロス。しかもこういった子の多くは答えを見て〇をつける作業に慣れていないのかかなり時間がかかります。

 

もう1つのロスは自分の理解度がよくわからなくなってしまうというロス

問題を解いた直後ならケアレスミスだったのか、構文や公式が分かっていなかったからなのか、問題に集中していなかったからなのか…などの原因を自分なりに分析することができますが、授業時に答え合わせしてもなぜ間違えたのかを思い出せなくなってしまいます。

 

先ほども触れたように、宿題の目的は授業で扱ったことを復習・定着させ、自分のわかっていない部分を明確にすることにありますが、答え合わせをしてこないとそれが曖昧なままになってしまいます。

 

「できる子」はきちんと答え合わせをして、間違った部分の解説をノートに写し、自分なりに考えて次の授業時に講師に質問してきます。これができないと塾の効果も半減してしまうでしょう。

 

⑤負けず嫌いである

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 個別指導塾でも重要なのは負けず嫌いであることだと思います。

「テストに向けて計画を立て勉強したけど、目標点にいかなかった。」

「またA君に点数で負けて、順位が上がらなった。」

このように話してくれる生徒は総じて成績が上がっていきます。

 

集団塾(特に進学塾)ではクラスが成績によって決まり、クラスの中でも自分がどれくらいの位置なのかが分かりやすいです。そのため、ライバル意識も芽生えそれが良い方向に働くことも多いですが、個別指導塾ではそのようなことはあまりありません。

 

そのため、常に過去の自分や友人よりももっといい点を取ろうという向上心を持っているかどうかが成績の伸びに大きく影響していると思います。言い換えれば、自分で目標を設定しそれを達成するために何が必要なのかを考え、実際に行動できるかどうかです。

 

中にはプライドだけが高いものの、努力を嫌って勉強時間を確保できない子もいますが、自分の熱量をしっかりと努力に変換できる生徒は強いですね。

 

まとめと感想

 個別指導塾で生徒たちを見ていて感じることを5つのポイントにまとめてみました。

ひとことで言えば、個別指導で伸びる生徒というのは何が自分に必要なのかをよく理解し、自分で行動できる子です。

 

僕は集団塾で働いた経験はないですが、これらの特徴を持っている子は集団塾でも成績を伸ばせると思います。

もちろん、生徒によって個別と集団のどちらが合っているかは別れると思いますが、こういった子は自然と伸びていくでしょう。

 

一方で、分析能力と自発性が備わっていない生徒はなかなか成績が伸びません

もちろん、僕たち講師も発問や日々のコミュニケーションを通して理解できていない部分を気づかせ、自分から勉強することを促しているのですが…

 

こういった生徒たちにいかに勉強の仕方を伝えていくのかが僕たちの仕事ですね。まだまだ未熟ですがこれからも創意工夫を重ねていきたいと思います。

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