塾講師から見える景色

京大卒の塾講師が感じたことを共有します。

受験に落ちてうつっぽい時への対処法は勉強しかない事実

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受験というのは人生の中でも上位に入る大きなイベントだと思います。

漫画やドラマの中では夢をかなえた受験生にフォーカスして、素晴らしいものが受験であるという風に語られていますが果たしてそうでしょうか。

 

僕自身、2年間浪人しています

しかも2年間同じ予備校に通っていたので後輩が入ってきたり、自分より年下に模試で負けたりと結構つらい目にも遭い結構落ち込んだりもしました

今回は受験に失敗し鬱っぽくなってしまった時の対処方法について、僕の経験からお話しします。

 

落ちるのはやっぱりつらい

超あたりまえのことから言わせてください。

志望校に落ちるのは辛いです。自分がすべて否定されている気分になります。

その点について僕の体験から語らせてください。

 

無謀な挑戦からの浪人まっしぐら

僕はすごい田舎に生まれました。

父母ともに高卒でしたが、僕は何となく勉強ができたので地元の進学校(といってもいわゆる自称進学校)に入りました。

 

高校はできるヤツが集まってくるからレベルが高いとは聞いていましたが、学校で始めて受けたテストは学年5位で、クラスでは1番の成績。

「あれ、もしかして自分は超頭いいんじゃね?」

と己惚れてろくに勉強もせずに3年間バドミントンとカードゲームばかりしていました。

 

いよいよ高校受験となったとき、なぜか僕は森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』に憧れて京都大学を受験しようと思い立ちました

結果は当たり前ですが惨敗で、受けた瞬間「落ちたな…」と感じました。

 

しかも当時の僕は相当のアホだったので京大以外に受験をすることなく、浪人が確定。

片道40分くらいかけて予備校に通うことになりました。

 

一浪目は意外と楽しかった

浪人といっても流石は自称進学校

1年の浪人は当たり前で、大体半分の同級生が浪人していました。

なので結局はみんな同じ予備校に通うことになり、高校4年生とでも言えるようなゆるい生活をしていました

 

ちなみに僕はこのとき初めてSVOCを理解しました笑

模試を受けても京大はマックスでC判定と微妙でしたが、なぜかこの年も僕は京大しか受験しませんでした

 

受験する朝に京大法学部の中庭で、第3教室の方を見ながら「今回も絶対受からないな…」と思ったことを今でも鮮明に思い出せます。

こうして僕の2浪目があっけなくスタートしました

 

2浪目はハードモード

辛いのはここからで、2浪目は正直ハードモードでした

1年目は同学年がかなりいましたが流石に2浪する人は少なく、周りはみんな大学生に。

一緒に机を並べているのは後輩たちですし、「自分は何にも進んでいないんだな…」というコンプレックスが凄まじいのがこの時期でした。

 

当時付き合っていた彼女とは疎遠になり、街で友人にあれば大学の話を楽しそうにされる…いまも思い出したくはないほど結構な鬱でした。

しかし、恥を忍んで今思い返してみると、辛い気持ちになったのも勉強が原因でしたがそこから回復したのもまた勉強のお陰でした

 

まずはどうして受験生が鬱っぽくなってしまうのかその理由を分析し、その解決策として僕がやっていたことをお伝えしたいと思います

 

浪人生がうつになりやすい理由

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受験生の気分が落ち込んでしまうのは次の理由が考えられます。

実際僕もそうでしたし、浪人を経験された人なら余計に分かることだと思います。

 

①成績が上がらない

よく言われることですが、浪人生は特に成績が上がりにくいです。

努力できない人は毎日遊んでしまい、机に向かう時間も少ないので成績は伸びていきませんし、頑張って毎日予備校に通っていたとしてもそう簡単に成績は伸びてはくれません。

 

また、頑張っている人であっても成績が伸びるとは限りません

厳しいことを言うと今までの延長線上の勉強をしていてもその方法が間違っていれば成績は伸びてはいかないのです。

 

浪人生にとっては成績を上げることが唯一の目的なので、それが果たされない状況では気分はどんどんと落ち込んでいってしまいます

 

②他の受験生と比べて焦る

次に鬱っぽくなってしまう大きな原因として挙げられるのは周囲の人たちと比べてしまうということです。

先ほども述べた通りなかなか浪人しても成績は上がりませんが隣の芝生は青く見えるもので、「あいつは模試の判定も上がってきているのに…」といった焦りが生まれてきてしまいます。

 

僕が通っていた予備校は模試の順位が張り出されていたので余計に「あいつ、あんなにいい成績を取っているのか…」と焦る気持ちが強くなっていきました。

そうなってしまうと負のループで、どんどん気分は下がっていってしまいます

 

③大学進学した友達と会えない

そして最後につらいのは、すでに大学に通い始めてしまった友人の存在です。

僕も経験しましたが、こっちは毎日必死で勉強しているのに友人たちは「サークルがマジでつまらない」とか「バイト始めようかな~」だとか「車の免許合宿申し込まなきゃ」などなど次のステージの話をしています。

 

もちろん彼らに悪気はないのは十分に承知ですがそれでも劣等感で消えたくなることが僕自身何度もありました。自分だけ先に進めておらず停滞しているように感じてしまうんですよね。

 

うつを解消するには勉強しかない

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でも、そんな鬱屈とした気持ちを解消できるのは勉強しかありません

一言で言うとそのようになってしまうのですが、どうして勉強が気持ちを晴らしてくれるのかについてもう少し詳しく分析してみました。

 

①トラウマを克服するしかない

まず、受験に失敗してしまったということは結構な心の傷になります

僕の身の回りでも結構いるのですが、大人になってからも大学受験でうまくいかなかったことを引きずっている、いわゆる学歴コンプの人がいます。

 

もちろん、その失敗に対して後から自分を納得させることはできるかもしれません。

ですが、本当の意味で受験に落ちたトラウマを払拭するためには自分の手で合格を勝ち取るしかないと思います。

 

僕自身も2年間浪人していましたが、最終的には自分の志望校に合格して「自分もできるんだ!」とトラウマとお別れすることができました。

真の意味でうつ状態から抜け出すには栄光を勝ち取るしかありません。

 

②模試の出来がすべての基準になる

受験生や浪人生にとって一番の基準になるのは模試の偏差値や判定です。

こう言ってしまうと「もっと大事なこともある!」と批判が飛んできそうですが、逆に他の基準があるんでしょうか。

 

あなたは受験という世界で勝負しているのですから偏差値で見られるのは当たり前。

これは別に勉強の世界に限ったことではなくて、スポーツならそのスポーツの基準で、芸術ならその芸術の基準で評価されるというのは当たり前です。

 

厳しい言葉になってしまいますが、いくら取り繕ってもあなたには勉強するしかないんです。逆に偏差値や判定が良ければ、相当心の安定を保つことができます。逃げるのではなく現実と向き合って少しでも偏差値を上げていくことが鬱状態から抜け出すカギとなります。

 

まとめ

僕自身の経験から言えるのは、浪人生活はつらく苦しいということ

特に成績がなかなか上がらず、周りには差をつけられているような気持になりやすいので鬱っぽくなってしまうのも無理はありません。

 

でも、一度失敗したからといってコンティニューしちゃいけないなんてルールはありません。もう一度戦略を立てて攻略するための力を蓄えていくのが浪人期間だと思います。

 

そして、気分を晴らすのはやっぱりどれだけ勉強をしてどれだけ成績が伸びているかということ以外にはありません

それはとってもつらい道のりですが、その苦しさに耐えていった人にだけご褒美があります。憧れのキャンパスで笑えるように、今は勉強に全振りしてください。