塾講師から見える景色

京大卒の塾講師が感じたことを共有します。

【入りやすい】大阪大学外国語学部に逆転合格した対策を教えます

大阪大学国語学部はめっちゃ簡単!」

「あそこはもう阪大ではない」

などなど…否定的な意見をネットではよく見かけます。

確かに外国語学部は偏差値だけで見れば文学部などより下です。しかし、問題をちゃんと見たことはあるでしょうか。英語は阪大の中でもトップレベルの難しさであり、国語や社会の記述量も多く難易度は決して低くありません。普通に偏差値は60くらいはありますからね…

 

でも、正しい対策をしさえすれば受かります

僕は塾講師として働いていますが、担当していた生徒の中には半年でD判定から阪大外国語学部に現役合格した子もいます。今回はその子と一緒に行っていた対策を踏まえつつ、阪大の倒し方について共有していきます。

 

阪大外国語学部の配点からわかる取るべき戦略

この記事を読んでくれているみなさんなら多分既にご存知だと思いますが、阪大外国語学部の配点は以下のようになっています。

 

当たり前ですが、英語の配点が一番高くなっています。でも、僕は英語ではあまり点数の差が付かないと思っています。というのも、わざわざ阪大外国語学部を受ける人達は英語に超自信があるからです

 

もちろん後ほど紹介するように英語は記述と英作文の対策を正しくしていく必要はありますし、リスニングの対策をしていく必要もありますが、正しく勉強した受験生の間ではそこまで大きな差はよっぽどできる人でない限りつかないのではないかと思っています。

 

英語に注目が集まりがちですが、本当に力を入れて対策しないといけないのは国語だと思います。国語の記述においては多くの受験生が混乱しがち。そもそも「どうやって記述をしていけば合格点を取れるのか」を明確にわかっていない人が大半だと思います

 

また、世界史などの社会あるいは数学は結構オーソドックスな勉強をしていればOKです。社会の論述も詳しくは後述しますがそこまで力を入れなくても合格点は取れると思っています。

 

ちなみに合格点は5割ちょっと。こう聞くと意外と取れそうですよね。

実際に基礎を身に付けて対策をしっかりしていればこの合格点を取ることは十分に可能です。

 

以上、まとめると以下のような戦略を取る必要があります。

①:英語は4技能の対策をして記述力を付ける

②:国語は再現性の高い記述を作れるようにする

③:社会・数学は基本を積み重ねる

といっても具体的に何をしていけばいいのか分からないと思うので、実際に僕が阪大外国語学部に合格した生徒と勉強していた方法を踏まえて紹介していきます。

 

阪大外国語学部の英語の特徴と対策

まずは英語から分析していきましょう。阪大英語の配点予想は以下の通りです。

大問1:英文和訳…25%

大問2:長文読解…25%

大問3:自由英作文…15%

大問4:和文英訳…20%

大問5:リスニング…20%

一番特徴的なのがリスニングがあるということ。これは特別な対策をしていないと攻略するのが難しいでしょう。おすすめなのはDuo3.0などを使用したシャドーイングをしておくという練習法です。また、長文や単語を覚える際にも音声ベースで意味を理解し、それを発音できるようになっておかないとこのレベルのリスニングは太刀打ちできません。

 

英文和訳・和文英訳・自由英作文については難しいもののオーソドックスな勉強をしていれば十分に点が取れるはずです。詳しい教材は下でまとめて紹介します。ただ、やってほしいのはプロの添削を受けるということです。特に英作文は問題は模範解答の通りに仕上がることは100%あり得ません。自分の回答が正しいのか間違っているならどこが違うのかを見極めてもらう必要があります。

 

長文読解はスピーディーに問題を読み、答案を作成するという練習が必要不可欠です。阪大外国語学部を受験するレベルの生徒さんならある程度長文にも慣れ、様々なテーマを読み込んでいるはずですが、限られた時間の中で合格点を取れる解答を仕上げるという研鑽を積む必要があります

 

実際僕が阪大に合格した子を担当していた時は毎回ひたすらにこの記述の対策をしました。どこを書けばいいのか文章のポイント、構造を見抜く力を養い、設問にあった解答にする力を養うことが大事。正直学校などではあまり習わない部分ですのでこちらも添削を受けることを強くおすすめします

 

英語のおすすめ教材

阪大外国語学部を受験する方に僕がおすすめする教材は以下の通りです。

・Duo3.0

・速読英単語(上級編)

・英文解釈の技術100

・ドラゴンイングリッシュ基本英文100

別に英語に限ったことではないですが、あれもこれもと参考書に手を出すべきではなく1つ1つを極めていきましょう。上記の教材を完璧にすれば十分な力が付きます。

 

戦える力が付いたところでいよいよ過去問に取り掛かっていきます。先ほども言いましたが、阪大外国語学部は記述力で勝負が決まります。限られた時間の中で合格答案を書くための練習をしっかりしていきましょう。

 

また、自由英作文と英文和訳の問題は京都大学の過去問なども参考になります。印象としては抽象度が高いものが多いですが、その分いかに自分の知っている言葉で置き換えるか、不自然な日本語にならないかの練習には最適だと思います。

 

阪大外国語学部の国語の特徴と対策

僕が声を大にして言いたいのが、国語がちゃんとできないと受からないということ。

先ほども触れましたが基本的に英語は超できる人たちが集まってくるので、国語や社会、数学でちゃんと点を取らないと差が付きません。社会や数学は割と対策がしやすいですが国語に関しては圧倒的な記述力を付ける必要があります

 

まず国語の配点を分析しておきましょう。

大問1:現代文

大問2:現代文

大問3:古文

多くの大学と同じような問題構成ですが、外国語学部の特徴として物語文が出ないというものがあります。そのため論理的な文章を読んで、時間内に記述を完成させる力が必要となります。もちろん、随筆のようなものもありますが基本評論対策をしていればOKです。

 

古文に関しては和歌の現代語訳までできないといけません。と言っても記述以外はそこまで内容が難しいということもなく、基本的な勉強(単語・文法・読解・背景知識)を積み重ねる→記述の練習をするといったルートで十分得点できます

 

国語のおすすめ教材

・全レベル問題集現代文⑥

・過去問

現代文の力を磨くためには記述の仕方を丁寧に解説してくれる参考書を選びましょう。「全レベル⑥」はその点ポイントがまとめられていて良い参考書です。ただレベルは高いので太刀打ちできない場合は「入試現代文のアクセス」などから始めるのが良いでしょう。

 

ただ、国語に関しては最良の参考書はやはり過去問だと思います。阪大の現代文は「本文の要旨を踏まえたうえでまとめよ」などの問題もありますので、そういった形式の書き方に挑み、添削を受けるのが一番力が付きます

 

もう少し難易度を落としたところだと、北海道大学の過去問もおすすめです。こちらも似たような記述問題が多いので練習にはちょうど良いかと思います。

 

古文のオーソドックスな勉強方法については下の記事で詳しくまとめているのでぜひ参考にしてみてください

>>【受験生向け】古文勉強法ロードマップ【完全版】

 

阪大外国語学部の数学・社会の特徴と対策

阪大外国語学部では社会を使うか数学を使うかを選ぶことができます。多くの受験生が社会を選ぶのではないかと思いますが、数学に関しても戦うことは十分にできます。

 

数学の問題の構成は大問が3つで、計算問題から証明問題まで幅広いものが出題されています。特に数学ⅡBの範囲からの出題が多く、ベクトルや微積分を集中的に勉強する必要があります

 

といっても阪大数学の対策としてはオーソドックスに基礎~発展レベルの問題を解けばOK。体感ですが黄色チャートレベルを完璧に仕上げておけば十分に受かると思います。

 

社会については僕の選択科目上世界史のことしかお伝え出来ませんが、阪大の世界史は記述がものを言います大問は1つしかありませんが200文字の記述が4個ほど出題され、しかも一部地域だけではなく世界各国にまたがった記述を求められます

 

世界史の対策としてはとにかく教科書を読みこみ、記述の対策をするということです。世界史の論述対策のやり方はまた機会があれば紹介しますが、論述の参考書をまずは読んでポイントを理解→それに従って書いてみるを繰り返すことで実力が付きます

 

ただ、個人的には現役生で論述をしっかり書ける受験生は少ないと思っています。実際4つほど論述は求められますが、全部ちゃんと解答できなくてもよいのです。最初から部分点を狙うものだと割り切って勉強していくのが良いと思います。

 

最後に数学と社会のどちらを取るかについてですが、数学に自信がある人以外は社会を選びましょう。なぜなら、数学はリスキーな科目だからです。もし大問が丸々分からなければそこで30~35点を落とすことになってしまいます。

 

一方、社会は確かに論述量に圧倒されてしまいますがコツコツ勉強していれば部分点を稼いで合格点を取ることは十分に可能。数学のようにドカンと点数が変動することはまだ少ないので堅実な見通しを立てることができます。

 

まとめ

阪大外国語学部は世間の評判よりも高いハードルですが、合格点は5割ちょっとと以外に低く、戦略を立てれば必ず乗り越えられます。

 

そのためには各科目の傾向をしっかり自分で分析し、基礎力を付けることが必要不可欠です。そして何より大事なのが国語・英語でちゃんとした記述ができる力を身に付けていくこと。これは中々一人で勉強するのは限界があり、プロの視点が必要です

 

でもなかなか1つの大学に特化した講座はありませんよね。そこで、阪大に特化した記述力養成講座を現在準備中です。僕が実際に生徒を合格させた戦略、記述の対策&添削、メンタル・進捗管理などなど…受験で必須の知識をお伝えしていく予定です。阪大外国語学部に入りたいという方はぜひチェックしてください。

 

もっと上のレベルを目指したい人はコチラもおすすめ。

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